総合病院の隣の調剤薬局で管理薬剤師をしていたころの思い出です。
降圧剤で一般的なCa拮抗剤のアムロジピンを5mg含む薬を飲んでいる40代の男性でした。
出された処方箋をチェックしていたら、一緒にバイアグラも処方されていました。
見た瞬間にアムロジピンの副作用で勃起障害がでることが稀にあるのを思い出しました。
気になったので、いつくらいから調子が悪いのか問診しました。
すると、アムロジピンを飲むようになってから、勃起障害が起きている様子です。
本人にこのアムロジピンを含む降圧剤の副作用で勃起障害がでることがあるので、もし変更可能なら医師に相談して降圧剤を他のものに変えてもらいましょうか?と聞くと、そうしてほしいとすぐに言われたので処方した医師に連絡をしました。
そうやって別の同じようなCa拮抗剤の降圧剤で勃起障害の副作用がないものに変更してもらいました。
同時にバイアグラは、中止です。
それから30日後に薬局に再び来られた時は、すっかり元気になったと喜んでいただけました。
薬の副作用で勃起障害が起きている時は、薬を中止したり変更することで改善することが多いです。
気づいてよかったなと思った事例の思い出です。
なお、降圧剤は、飲みだすと勝手にやめると危険です。
急に血圧が上昇することがあるからです。
必ず、医師に相談して別の薬に変更してもらうことが大事です。
食事や生活習慣を改善して少しずつ薬の量を減らして自然に不要になるのが理想です。
塩分や油分を控えめにして腹七分目でやめるといいですよ。
野菜をたっぷり食べると血液がサラサラになって血圧も正常になりやすいです。
薬に頼る前に、健康補助になるサプリメントを飲むのもいいと思います。